膝痛とは、
どのような病気なのでしょうか。
原因や症状、予防の仕方、
検査や治療法などについてお伝えします。
腰痛症について詳しく知って
早く治しましょう。
もくじ
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膝痛とは、おもに膝関節の周辺が痛くなる病気です。膝関節痛もこの中に入ります。ただし、症状も原因もさまざまです。平らなところを歩くと膝が痛くなる、階段の昇降のときに痛くなる、膝の内側が痛い、膝の裏側が痛い、寝ているときに痛くなる…など、膝の痛み方も人それぞれ違います。
整形の分野でも膝関節痛には、代謝性疾患、リウマチ性疾患、腫瘍性疾患、外傷性疾患、それに伴う変性疾患など、原因は多岐に渡るので、十分な問診・触診が重要となってきます。膝の痛みの原因となる疾患や、症状の進行によっては、歩行が困難になったり、寝たきりになったりするなど、重篤な障害をもたらすことがあるので注意が必要です。
膝痛を治すために大切なのは、まずは原因を探ることです。そして、それに合った適切な治療を行うことです。あなたの膝の痛み方は、どんな症状でしょうか。それによって治療法も変わってきます。膝痛について知って、一緒に治し方を考えていきましょう。
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膝関節痛は、さまざまな疾患によって起こります。一般的に多く見られるのは、変形性膝関節症、関節性リウマチ、半月板損傷の3つの疾患です。
膝関節痛の原因として、最も多いのは変形性膝関節症です。これは加齢(年をとること)やケガによって軟骨がすり減って、膝関節が変形してしまう病気です。変形性膝関節症は、女性がなりやすい病気で、高齢になるほど発症率が高まっていきます。
症状が軽いうちは、立ち上がるときや歩き始めたときなどに痛みを感じますが、しばらくすれば痛みは治まります。しかし症状が進むと、階段の昇降や正座が困難になり、末期になると膝がピンと伸びなくなったりします。
日本には、変形性膝関節症の患者さんが2500万人もいると言われています。自覚症状がない人も多く、発症したからといって必ずしも痛みが伴うわけではありません。しかし、関節の変形は徐々に進行していき、それに伴って痛みも増していきます。膝に痛みを感じ始めたら、早めに専門医に診せて、予防や改善策に努めた方がいいでしょう。
関節が炎症を起こし、手足の関節が腫れたり、変形したりする病気です。関節性リウマチは、膝だけではなく、全身に症状が出る病気です。発症した初期の段階では、熱っぽい、食欲がない、全身がだるい、朝起きると関節の周囲がこわばる…などの症状が見られます。
症状が進むと、手足の指などの関節が腫れ、肩、ひじ、手首、膝、股関節、足首など、全身に痛みが広がっていきます。さらに症状が進行すると、膝に水が溜まって動けない、骨や軟骨が破壊されて関節が動かせない、歩くのが困難になるほどの痛みを伴うなど、日常生活に支障をきたすほどの重篤な症状を引き起こしたりします。
関節性リウマチは、確かな原因はまだ明らかになっていません。30〜40代の女性に特に多く見られる病気ですが、どの年代でも発症します。微熱、食欲の減退、全身の倦怠感などが続き、手足の指関節が腫れたら要注意です。早めに診断・検査を受けてください。
膝関節の中でクッションの役割をしている半月板(はんげつばん)という軟骨に似た組織が、傷ついたり、割れたり、ひびが入ったりする病気です。膝は特殊な関節で、他の関節と違って、骨と骨をつなぎとめる筋肉がありません。そのかわりに、じん帯や軟部組織、腱があり、半月板はそれらがグラグラしないように安定させる役割を担っています。
そのため、半月板が損傷すると、膝を曲げたり伸ばしたりすると痛くなる、膝の関節が完全に伸びない・曲がらない、階段の昇降や膝の屈伸に際に「ゴキッ」と異常音がする、歩いているときに突然「ガクン…」と膝が落ちる、膝が「ガキッ!」と引っかかって急に動かなくなる…などのさまざまな症状を引き起こします。
半月板は、年齢を重ねるにつれて、摩耗し、擦り切れ、なくなっていきます。ただし、それ自体では痛みは生じません。膝を守るために筋肉が収縮し、それに伴って炎症を起こすことで痛みが生じてきます。緊急性の高い場合を除いて、すぐに手術をするのではなく、まずは筋肉の収縮を解消するための徒手療法や温熱治療、運動療法がおすすめです。
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当クリニックには「他院で膝痛の治療を受けていたけれど、なかなか治らない」と言って来院される方がとても多くいます。詳しくお話を伺うと「整骨院でマッサージを受けても、その場は楽になるものの、次の日からまた痛い」「整形外科で、電気を流して、飲み薬や湿布をもらっているけれど治らない」など、膝痛の治療を受けてもなかなか痛みが取れないとのことで、私たちのところにいらっしゃるケースがほとんどです。
病名もはっきりしていないことも多く、原因が何なのかもわからないまま治療をうけていたというケースもあります。
多くのクリニックや整骨院では、膝痛は膝の関節の障害によるものと考えていることが多く、膝関節の病気として治療にあたるため、膝痛が改善されにくいことがありますが、必ずしも、『膝痛=膝関節病気』ではないのです。
なぜ膝痛は、なかなか治らないのでしょうか。それは、患者さんは一人ひとり症状が微妙に違うからです。ある患者さんには合っている治療法でも、別の方には合わないこともあります。
ところが、手間をかけて個別に治療を行なっても、我が国の保険制度ではその手間賃は発生しません。だから多くの病院やクリニック・整骨院などでは、そこまではしないのです。
膝の痛みは根治が難しい、なかなか治らないというイメージがありますが、決してそんなことはありません。多くの場合は、膝の痛みの原因を見誤っていたり、適切な治療を行なっていないだけなのです。患者さん一人ひとりときちんと向き合って、症状に合った治療をしていけば、短期間で治すことも可能です。
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人は立位歩行(立って歩く)している以上は、膝はもちろん、腰、骨盤、足関節、すべてに負担がかかっています。約3kgもの重量がある頭を1日10時間以上もずっと支えているのです。膝痛の方は、膝のみが悪いのでしょうか?
実は、そうではありません。姿勢そのものの変化が、関節への負担を高め、「筋緊張」と呼ばれる筋肉の収縮を引き起こしたり、「不均等」と呼ばれる筋肉が偏った使われ方をする状態を招いたりして、膝痛やしびれを引き起こすケースが多いのです。
膝痛は、膝関節の周囲の筋肉が収縮し緊張した状態になっているので、血行が悪くなり、痛みが生じているケースが多くあります。この緊張を解いて、痛みがない=「筋肉がゆるんだ状態」が自分にとっての当たり前にしていくことで痛みが解消されたりするのです。
当クリニックでは、膝痛だから膝痛だけを診るということはしません。膝の痛みが出てきた経緯を詳しくお聞きします。そして膝以外にも、腰、脚関節、足の裏などもチェックします。診療室に入室されてきたときの姿勢まで見ています。膝の単独の病気なのか、かばっているための二次的な痛みなのか、膝痛を起こす本当の原因はどこなのか考えます。
そして、わかりやすく説明し、治療の計画を立てます。納得いただければ、治療を開始します。わかりづらいことがあれば、何度でも丁寧にわかるように説明します。このように診察を進めますので、初めての方にはお時間をいただいております。
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当クリニックでは、問診・触診によって整形外科分野の膝痛か否かを判断したら、必要な検査を順次進めて診断します。CT(コンピュータ断層撮影法)、脊髄造影検査、椎間板造影、神経根造影、MRI((電磁波を当てて断層撮影をする方法)といった方法で検査し、膝痛の原因と、その適切な治療法を探っていきます。
来院される患者さんから「他院でレントゲンを撮って変形性膝関節症と診断されました。痛み止めを処方されて、電気も当てていましたが、なかなか良くなりません」といった話をよく伺うのですが、膝痛の原因になりやすい軟骨や半月板はレントゲンには映りません。
変形性膝関節症や半月板損傷の疑いがある場合は、エコー(超音波検査)による検査・診断を行います。膝関節だけではなく、腰、股関節、足、姿勢など、他にも痛みの原因が隠れているかもしれないからです。筋緊張や炎症によって痛みが生じている場合は、徒手療法や運動療法、温熱療法などによる治療も提案させていただきます。
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当クリニックでは、できる限り手間をかけて、患者さん個人に合った治療をしていきます。膝痛は、人によって原因も痛み方もさまざまです。短期間で成果が上がる方もいれば、そうでない方もいます。だからこそ、一人ひとりと向き合った治療が大切なのです。
症状によっては、血管外科、婦人科、整形外科など、他科にまたがって、その原因の治療をすることも必要になります。クリニックのレベルを超えて高度な治療が必要な方には、地域連携がしっかり整っている病院施設の専門医に直接ご紹介します。充分な治療が完了しましたら、その後のアフターケアは、当クリニックできちんとしていきます。
個別に違う治療をして損をしないかって? いえいえ、早く良くなっていただいて、膝痛で困っている他の方に当クリニックを奨めていただければ、それで十分です。
他の整形外科が休診のため、お薬・湿布・他院処方のお薬が足りないなどの用件のみをご希望の方は、受付にお申し出ください。お時間をとらせないように対応していきます。
膝痛は、軽度の症状なら、しばらく安静にして予防を心掛けていれば、痛みが治まることも少なくありません。しかし、痛みが続くときに放置しておくと、重篤な障害をもたらすことがあります。膝の痛みが続くときは、できるだけ早くいらして相談してください。
少量のご自身の血液を利用し、血液の自己修復機能を活用し軟部組織損傷の治療をすることで、痛みの軽減や傷ついた箇所の改善を目指します。
テニス肘、ゴルフ肘、アキレス腱炎、オスグット病、靭帯損傷、肉離れ、変形性関節症などでお悩みの方にオススメ致します。
本治療は自由診療(自費)となります。18万円(消費税別)
※詳しくはお電話にて当院にお問い合わせください。